子どもの「やりたい!」を引き出す保育とは

子どもは「無理やりやらされること」を敏感に感じ取ります。
特に私たちのように保護者ではない立場で関わる場合、信頼関係が十分でないと子どもは抵抗感をより感じます。
だからこそグロウキッズでは、子ども自らが進んで「やりたい!」と思えるために、子どもの気持ちに寄り添う独自の工夫をしています。
現役ベビーシッターが、日々の保育現場で実践している声かけや関わり方をご紹介します。
子どもは「やらされること」が苦手

子どもたちは本能的に、「やらされている」ことに敏感です。
大人がよかれと思って先回りしたり、指示を出したりしても、子どもが納得していなければなかなか行動にはつながりません。
特に保護者ではない大人の場合、子どもにとっては「なぜその人の言うことを聞くのか」が分かりにくく、反発することがあります。
特に日常の中にある「お着替え」「食事」「片づけ」などは、子どもにとって“遊び”ではないため、抵抗感が出やすい場面です。
グロウキッズがこだわる声かけ

グロウキッズが大切にしているのは、その子が「やってみたい」「自分でやろう」と思えるような声かけをすることです。
ただ指示するのではなく、子どもの気持ちに寄り添いながら、心を動かすきっかけをつくることを心がけています。
ある日、お着替えをなかなかしようとしない子がいました。
「着替えよう」と言っても、首を振って動きません…
そこで私は、笑顔で「先生がこの洋服、着ちゃおうかな~!」と声をかけてみました。
するとその子は「だめ~!」と笑いながら、自分から服を手に取り、あっという間に着替えを始めたのです。
また別の日、元気いっぱいの男の子には「よーし、どっちが早く着替えられるか競争だ!」と声をかけました。
すると「負けないぞー!」と目を輝かせ、自分からさっと動き着替えてくれました。
他にも、靴を履きたがらない子に「この靴、魔法がかかってるんだって!履いたら恐竜さんより速く走れるかもよ!」と伝えると、好奇心いっぱいに笑顔で靴を履いてくれたこともあります。
子どもたちは、「楽しい!」「面白そう!」「やってみたい!」という気持ちに火がついたとき、本当に驚くほどの力を発揮してくれます。
大人の関わり方ひとつで、その一歩が自然に生まれるのです。
「その子に合わせた関わり方」を大切にしている

グロウキッズが、子どもとの関わりで大事にしていることは、その子に合った関わり方を見つけることです。
静かに促される方が動きやすい子もいれば、競争やゲーム性に興味を持つ子もいます。
私たちの役割は、子どもの反応をよく観察し、どんな言葉や関わりがその子の心に届くのかを見極めることだと感じています。
そして、無理にやらせるのではなく「自分でやってみた」「できた!」という小さな成功体験を積み重ねてもらうことが、自信と意欲の育成につながります。
自主性は安心から育ちます

子どもが安心して過ごせる環境の中でこそ、自主性は芽生えます。
焦らず、比べず、「その子のペース」に合わせて関わることで、子ども自身が「やってみよう」という気持ちを持てるようになります。
だからこそ、私たちは子どもの自重性を尊重するような関わり方を心がけています。
大人が急いでしまうと、つい手や口が先に出てしまいがちです。
もちろん危険な場面や、明らかに間違っている場面では、大人が導いてあげることも大切。
ですが、少し立ち止まって、子どもをよくよく観察し、子どもの目線に立ってみると、行動のきっかけやヒントが見えてくることがあります。
わたしたちは、子どもの自主性を育む関わり方を大切にしながら、子どもの安心と安全を第一に優先するように関わることをお約束いたします。
保護者の方へメッセージ
お子さんが「やらない」「動かない」とき、ついイライラしてしまうこともあるかもしれません。
でも、ちょっとした声かけの工夫や、発想の転換で、子どもは驚くほど前向きに変わることがあります。
私たちはそんな一人ひとりの気持ちに寄り添い、「その子らしさ」を大切にした保育を提供しています。
グロウキッズではベビーシッターを依頼する際、初回は顔合わせ面談があるので安心してご利用いただけます。
まずはお試しでもOK。育児の息抜きに、グロウキッズをぜひご活用ください。